株式会社リトルグローブはとてもよか映画だと思います。

どうも、株式会社リトルグローブです!

今日ご紹介する映画は虹をつかむ男 です。


渥美清が亡くなったために終了した“男はつらいよ“シリーズに代わって、1997年、松竹の正月映画として登場した人情ドラマ。


ストーリー
大学を出たものの職もなく、ツキもない平山亮は、親と衝突して家を出る。
瀬戸内海の小さな町にやって来た亮は、古ぼけた映画館に雇われることになる。
映画館は社長の白銀活男と映写技師の常さんの二人で頑張っていた。
活男は、常連の八重さんに想いを寄せているが、映画のようには愛を告白できずにいた。
亮は活男にハッパをかけるが、活男は煮え切らない。おまけに、借金がかさみ映画館を閉めると言い出して……。


このような懐かしの(現在も頑張っている映画館も多くありますが)単館系映画館を扱う作品は、
映画ファンとしては、それだけで評価が高くなってしまいます。

田中邦衛が頑固で職人気質の映写技師を演じていましたが、
私が知っていた映写技師の方も飄々とした職人風で、いい味を出していました。
西田さんの多才ぶりが遺憾なく発揮されました。田中裕子の恥じらい振りもいいなあ。


渥美清氏が亡くなって間もない頃の作品ということもあり、
山田洋次監督がいかにも映画に愛情を注ぎ、
その映画を愛する映画館に愛情を注ぎ、
さらにはその映画館に集う人たちに愛情を注いでつくりあげた作品です。


ラストの寅さんに対する演出は、
いつまでも寅さんは生きていて、
また、ふらりと帰ってくる思いを抱かせてくれるような見事なレクイエムとなっています。




Twitterまとめ投稿 2011/04/23 [映画]


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